2020年8月1日土曜日

2020/08 News (Monthly)

市井研究室 ニュースレター 2020/08号


昨日7月号として出しつつ、本日8月号を出す、というちょっと変な状況ではありますが、
7月にあったことを報告します。

7月の報告

・一番、大きなニュースは、M2のLiu Zhiyanさん(9月卒業予定)が、修士研究発表を無事に完了したことです。本研究室が誕生して初めての修士課程の修了生となる予定です。論文タイトルは、「Improved data-driven estimation of terrestrial CO2 fluxes with new version MODIS data and inclusion of lag effects」です。地上観測データ(FLUXNETなど)、衛星観測データ、機械学習で陸域CO2フラックスを推定するという内容になります。発表で受けた質問・コメントなどを基に、これから修士論文の最終提出に向けてがんばります。

・次に、JpGU-AGU 2020が開催され、当研究室より、市井・山本・Liu・林・田口・山貫の6名が発表を行いました。また、市井はGlobal Carbon Cycleのセッションを、山本はGeostationary Satelliteのセッションのチェアを務めました。それぞれ約70名, 約30名の参加を得て、盛況だったかと思います。特にGeostationary Satelliteのセッションでは、海外からの著名な方々のinvite talkもあったり、いろいろと議論をしたりと、盛況だったかと思います。

・今月より、研究グループ毎により密な打ち合わせを行うために、個別研究セミナーとして、"Himawari-8グループセミナー”、”炭素循環グループセミナー”をはじめました。どちらもちょうどよい人数であり、基礎もカバーできるようなセミナー、発言などがしやすいセミナー、になるとよいと思っています。今の段階では、Himawari-8は、リモセン基礎についての勉強会、"炭素循環グループセミナー”は、データ解析のスキルアップ・スキル交換会、のようになっています。

・7/3, 9には、私も間接的!?に参画している統合プロの会合がありまして、私たちのグループの進捗を報告しました。こちら、そろそろまとめないといけない、、、という時期になってきましたので、学生さんの力を借りて今後まとめる方向に進めたいと思います。

・AsiaFlux 2019 (高山)における特集号に投稿していた共著論文が受理されました。AsiaFluxコミュニティにおけるこれまでの20年などのモデルの進展について、です。早くオンライン公開されるとうれしいのですが。。
  • Ito A., K. Ichii (2020) Terrestrial ecosystem model studies and their contributions to AsiaFlux. Journal of Agricultural Meteorology (AsiaFlux special issue). (in press)
・ひまわり8号に関する地表面反射率に関する論文を準備しています(学生さん筆頭です)。もうすぐ完成できそうな感じです。8月には何とか完成できるかな、というところです。

・前期の授業が、すべて終わりました。あとはレポートの採点が残ってはおりますが、初のオンライン授業、大変な面もありながら、楽しい一面もありました。オンライン授業では、教材を以前に比べてしっかりと作る必要もあり、実習資料などは、かなり充実したものを作成することができました。また、機会を見て、公開できればと思います。