2020年5月1日金曜日

2020/05 News (Monthly)

市井研究室 ニュースレター 2020/05号

4月上旬より、昨今の状況の中、在宅勤務となり、所属学生の皆さんも大学への入構が難しくなりました。慣れない家からのテレワークとなりましたが、何とか仕事を進めております。千葉大学では授業の開始が5月7日からとなりました。

4月の実績

・最も大きな進展は、千葉大CEReSで処理・公開しているひまわり8号データセットの幾何補正精度に関する論文が受理、出版されたことです。山本さん、解析、執筆、主導、お疲れさまでした。多くの引用を得る重要な論文になればと思います。
Yamamoto Y., K. Ichii, A. Higuchi, H. Takenaka (2020) Geolocation Accuracy Assessment of Himawari-8/AHI Imagery for Application to Terrestrial Monitoring. Remote Sensing, 12(9), 1372; https://doi.org/10.3390/rs12091372.

・報告書類との格闘がまもなく終了です。あと一つ、です。がんばります。

・今年度、中央大学 理工学部生命科学科の非常勤講師を担当しています(市井)。4月23日に授業が始まり、2回目が終了しました。なれないオンライン授業ですが、いろいろと学ぶことも多く、よい経験になっています。「生物環境情報学」という授業名で、他2名の教員と共同で授業を運営しています。植生+リモセン関連の授業です。授業では、会議システムに付随するチャット機能を利用することで、より多くの受講生がヒントをくれました。

・AsiaFlux Newsletter (vol 41)がリリースされました。主にはAsiaFlux 2019の開催報告となっておりますが、セッションの開催記録などは読む価値があるのではと思います。私もモデルセッションの報告部分を執筆しました。
http://asiaflux.net/?page_id=24

早くコロナの状況がよくなりますように願いましょう。

5月の予定

・とある論文のRevisionを終わらせる。

・授業の準備を楽しむ(!?)

・勉強&論文読みを深める などなど・・・

2020年4月1日水曜日

2020/04 News (Monthly)

市井研究室 ニュースレター 2020/04号

今後、こちらから、簡単ではありますが、月毎に研究室ニュースを出していけたらと考えています。月毎に前月の出来事・今月の予定などを記しますので、是非ご覧頂けたらと思います。

3月の実績

3月はCOVID-19の関係で、すべての出張が中止になりまして、大学に滞在する時間が長くなりました。以下の出来事がありました。

・4年生の卒業式が3/23にあり、4名の4年生が卒業しました。2名は研究室を巣立ち就職など社会に羽ばたきます。2名は研究室で今後も研究を続けます。山貫緋称さんが工学部・都市環境システム学科における優秀発表賞(卒業研究発表を対象とした受賞です)を受賞!

・ひまわり8号CEReS幾何補正の評価論文を投稿しました。山本特任助教が筆頭でCEReSひまわり8号データの幾何補正精度についてまとめ投稿しました。所属センターCEReSにとっては非常に重要な論文になるのでは、と期待しています。

・近藤特任助教が4月より国立環境研究所に移ることになり、3月末で千葉大を離れました。いままでありがとうございました&これからの活躍を期待しています。

・年度末で終了する様々なプロジェクトの報告書作りがほぼ完了しました(残りは一つ!)。今後は、これらを論文化します。

・以下の論文が受理されました。
Ueyama M., K. Ichii, H. Kobayashi, T. Kumagai, J. Beringer, L. Merbold, E. Euskrchen, T. Hirano, L. Belelli Marchesini, D. Baldocchi, T. Saitoh, Y. Mizoguchi, K. Ono, J. Kim, A. Varlagin, M. Kang, T. Shimizu, Y. Kosugi, M. Bret-Harte, T. Machimura, Y. Matsuura, T. Ohta, K. Takagi, S. Takanashi, Y. Yasuda (2020) Inferring CO2 fertilization effect based on global monitoring land-atmosphere exchange with a thretical model. Environmental Research Letters. (in press)

・以下の論文が出版されました。
Kondo M., P.K. Patra, S. Sitch, P. Friedlingstein, B. Poulter, F. Chevallier, P. Ciais, J.G. Canadell, A. Bastos, R. Lauerwald, L. Calle, K. Ichii, P. Anthoni, A. Arneth, V. Haverd, A.K. Jain, E. Kato, M. Kautz. R.M. Law, S. Lienert, D. Lombardozzi, T. Maki, T. Nakamura, P. Peylin, C. Rödenbeck, R. Zhuravlev, T. Saeki, H. Tian, D. Zhu, T. Ziehn (2020) State of the science in reconciling top‐down and bottom‐up approaches for terrestrial CO2 budget. Global Change Biology, 26, 1068–1084, https://doi.org/10.1111/gcb.14917.
Jung M., C. Schwalm, M. Migliavacca, S. Walther, G. Camps-Valls, S. Koirala, P. Anthoni, S. Besnard, P. Bodesheim, N. Carvalhais, F. Chevallier, F. Gans, D.S. Groll, V. Haverd, K. Ichii, A.K. Jain, J. Liu, D. Lombardozzi, J.E.M.S. Nabel, J.A. Nelson, M. Pallandt, D. Papale, W. Peters, J. Pongratz, C. Rödenbeck, S. Sitch, G. Tramontana, U. Weber, M. Reichstein, P. Koehler, M. O'Sullivan, and A. Walker (2020) Scaling carbon fluxes from eddy covariance sites to globe: Synthesis and evaluation of the FLUXCOM approach, Biogeosciences, 17, 1343–1365, https://doi.org/10.5194/bg-2019-368.

4月の予定

・新メンバーが加入しました。宮本千早さん(技術補佐員)、Li Wenさん(研究生)、リュウチョウさん(研究生)、大野晃季君(4年)。小林秀樹さん客員教授に昇格です。メンバーリストご覧ください。

・千葉大学では、授業の開始が4/21になりました。市井は、前期は、工学部・都市環、「環境リモートセンシング(10回)」(2年)「リモートセンサ工学(5回)」(3年)、大学院博士後期課程「リモートセンシング特論4」を担当します。

・今年より中央大学理工学部生命科学科で、分担で授業を担当することになりました。こちらも開始が4月20日以降です。

・山本特任助教の科研費(若手研究)が採択されました!スタートアップ&若手研究と非常に順調なスタートです!おめでとうございます!

・今月は解析&論文執筆月間、、です。がんばりましょう。

2018年7月11日水曜日

インドネシアより、インターンの学生さん

7月8日から8月24日まで、当研究室に、インドネシアからのインターン学生が滞在することになりました。何と4名の学生さんが私の研究室に滞在し、研究室は一気に人数が増え、にぎやかになりました! インターンの学生さんには、すべてフリーのソフトウェアを利用して、東南アジア(もしくはインドネシア)を対象に、時系列の衛星データの解析を担当してもらう予定です。

1か月半、楽しく、充実した、日本での研究室生活を送ってもらえたらと考えているところです。

2018年6月24日日曜日

近況です(5~6月中旬)

しばらく更新が途絶えておりました。。。その間、バタバタしながらも、いろいろな仕事が進んでおります。主だったものを記載しますと・・・。

1.論文のプレスリリース

5/16に千葉大学学内にて、近藤さん筆頭論文に関するプレスリリースを行いました。多くの記者さんにお集まりいただきました。新聞、Webメディアなど、多く取り上げて頂けました。
  プレスリリース記事
  論文へのリンク
プレス発表の様子


2.日本リモートセンシング学会・成果発表

5/17、18は、日本リモートセンシング学会が東大・柏キャンパスにて開催され、17日にと特別セッション「陸域生態系研究におけるSGLIセンサーへの期待:地上検証・応用・展望」(セッション提案者:永井信さん@JAMSTEC)において、市井がGCOM-C SGLIの研究プロダクトとして計画されている陸域CO2フラックスプロダクトについて発表を行いました。また、セッション後の総合討論の司会を市井が務めました。

3.教育学研究科グループとのコラボレーション

5/23, 30には、千葉大学教育学研究科・藤川研究室(藤川大祐教授)とのコラボレーションとして、附属中学校にて人工知能に関する授業の補助を行いました。授業は、藤川研究室の大学院学生さん(佐藤さん)が主たる準備をし、私自身は、地球温暖化と植生の重要性いついて、そして、植生のCO2吸収排出量推定に向けた機械学習のアプローチに関する資料や知見の提供を行いました。実際の学生(中学生)との対話をしながらの授業、そして、その中に最新の研究成果などを含むことができ、非常に有意義でした。こちらは、6月のCEReSニュースレターに掲載予定です。写真もニュースレターに掲載予定です。

4.JpGUセッション開催・成果発表

5月20-24日に開催されたJpGU2018 (幕張)において、Global Carbon Observation and Analysisという英語セッションを市井がセッションチェアとして開催しました。口頭6件、ポスター約10件の発表を頂くことができました。本研究室からは、市井・近藤がそれぞれ発表を行いました。各発表は各研究分野の先端を行く発表内容で、非常に充実したセッションになったと思っております。来年も是非継続したいと思います。

JpGUでのセッション風景


5.AOGSセッション開催・成果発表

6月4-8日に開催されたAOGS2018 (ハワイ)において、「Current Status of Terrestrial Carbon Budget and Process Understanding」というセッションを当研究室・近藤さんがセッションチェアとして開催しました。口頭15件、ポスター5件の発表がありました。本研究室からは、市井・近藤がそれぞれ発表を行いました。本セッションでは、世界の著名な研究者も多く集まり、非常に盛り上がったセッションとなりました。また、セッション終了後には、ILAMB(陸モデルの評価ソフトウェアパッケージ)のチュートリアルセッション(市井はたくさん学びました!)、そして、セッションディナーなども開催されました。また、以前の職場の同僚の教員の方々ともお会いでき非常にうれしく思いました。

AOGSでの発表風景(近藤さん発表)

AOGSにおけるILAMBチュートリアル

2018年4月23日月曜日

新年度になりました

新年度になり、市井研究室は、2年目に突入しました。今年度は、学生配属もあり、いよいよ研究室が動き出すところかと思っています。

4月になり、新たなメンバーが6名加入しまして、一気にメンバーが9名になりました。
 Webの方の更新は近いうちに行いますが、本年度のメンバー構成です。

今年度もどうぞよろしくお願いします。

教職員
市井和仁 (教授)
小林秀樹 (客員准教授;本務 海洋研究開発機構)
近藤雅征 (特任助教)
村上和隆 (技術補佐)
小菅生文音(技術補佐員)

研究生
Liu Zhiyan

学部4年(都市環境システムコース)
川瀬 陸
林 航大
林 悠介

2018年3月20日火曜日

プレス発表

 本日は、近藤さん(特任助教)が筆頭著者になっている論文の記者発表を、文部科学省(東京)にて行ってきました。本日付けで、Nature Communication誌(IF=12.124)に掲載された東南アジアにおける過去30年の陸域CO2収支に関する研究の論文です。

 従来のIPCCの報告書などの推定に比較して、土地利用変化を入れることにより、種々の推定手法の整合性が格段によくなりました、というお話です。REDD+, パリ協定など温暖化対策に向けた政策資料にも適用できる研究だと思っています。いろいろと記者の方より質問を受けよい勉強にもなりました。研究成果についても、興味を持っていただけたかと思っています。

いくつかインターネット上にも記事が掲載されているようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180320-00000128-jij-sctch
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180320/k10011372841000.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2837787020032018000000/



2018年3月4日日曜日

あっという間の2月でした

市井です。

久しぶりの更新となりました。
2月はいろいろなことが重なりあっという間に過ぎてしまいました。
主な出来事を以下に:

1.市井研究室配属説明会と研究室配属

1月末から2月上旬まで、学部生向けの研究室説明会でした。幸いに私の研究室には、10名を超える学生さんが見学に来てくれました。中には、もう少しいろいろと質問したい、と2度見学に来た学生さんもおり、非常に熱意を感じました。
研究室配属は2月中旬に決まりました。次年度4月より、3名の4年生が配属になりました。頼もしそうな学生さんばかりで、気が引き締まります。みなさんで楽しく研究できる研究室を作り上げていけたらと思います。

2.千葉大学工学部都市環境システム学科の卒論発表会(2月6日)

こちらに着任して初めての卒論発表会でした。私の研究室では、今年度は4年生がいませんでしたので、今回は聞く方に回りました。感想は、というと、思ったよりも、かなり広い分野をカバーしていてびっくりしました。そして、8分という発表の中で、自身の卒業研究をアピールすることの難しさ、を感じました。来年度は、私の学生もこの場に立つことになるため、効果的な発表をするにはどうしたらよいか、考えるよい機会になりました。

3.千葉大学FutureEarthシンポジウムの開催

2月15日には、千葉大学Future Earthシンポジウムを開催しました。準備にかなり時間を使ったこと、特にセンター長の様々な人脈を通して、豪華なゲストの方々にもいらしていただけたなど、実りのあるシンポジウムだったかと思っています。個人的には、もう少しEarthを全面に押し出した内容となるとよいかとは思っています。もっと自分の研究を全面に押し出すことが必要かもしれません。シンポジウムの開催の準備を通して、非常に勉強になりました。次年度以降は、私が主導する必要がありそうでして、早速、いろいろと考える必要があるかと思っています。

千葉大学FutureEarthシンポジウムの会場となった「けやき会館」

4.JapanFlux10周年記念会合

2月20, 21日には、国立環境研究所にて、JapanFlux10周年記念集会を開催しました。2018年1月に私自身がJapanFluxの委員長となりまして、はじめての一大イベントということで、企画などにかなり力を注いだつもりです。参加して頂いた皆さまからも、豪華スピーカーを集め、それなりのストーリー性をもった会合になって、面白かったです、との声を多く頂きまして、非常に勇気づけられました。課題は、「次世代の育成」ですね!

JapanFlux10周年記念集会の懇親会会場(会場の写真を撮り忘れました)


5.IPBES Global Assessment Summary for Policy Makers (SPM)会合

2月21日のJapanFlux会合が終わった直後、帰宅し、荷物を詰めて、そのままノルウェーに向かいました。ノルウェーのローゼンダル(Rosendal)という町で、2019年の発行に向けて作業を進めているIPBES Global AssessmentにおけるSPMの執筆に向けての準備会合に出席しました。私は、この中で統括責任著者(Coordinated Lead Author; CLA)という役目を受けておりまして、その役割としての参加です。今回の会合では、担当章の著者のメンバーとの再会・顔合わせなども行い、担当章の執筆に向けても綿密な打ち合わせをしてきました。2次ドラフトの提出まで、残り1か月。これから最後の追い込みです。
IPBES SPM会合への道中。
ベルゲン空港から船で1時間半くらいかけて会場まで行きました。

IPBES SPM会合の会場である、「ローゼンダル・フィヨルドホテル」
今回の会合は、ノルウェー政府のサポートで実現したそうです。
ホテル前は湾、裏は雪山と非常に眺めのよいホテルでした。
滞在中は雪も降り、少し寒かったです。
  
夕食の一風景。夕食は毎回、スープ→メイン→デザートで、おいしく頂きました。