2017年12月25日月曜日

研究室忘年会

少し前になりますが、19日に、研究室誕生して初めての忘年会を行いました。4月に立ち上げた研究室ですが、少しずつメンバーが増え、現在は、5名でやっております。メンバーとの楽しいひと時を過ごしました。来年の忘年会はより人数が増えるといいな、と思いつつ、今後も頑張りたいと思います。

2017年12月20日水曜日

MODISデータ(QAQC済)の公開に向けて

本研究室で所有しているTerra, Aqua MODISデータを公開するための準備を進めています。基本的には、全球を対象にした陸域プロダクトで、
・MOD11A2, MOD13A2, MOD15A2, MCD43A4
を中心にして、Collection 5, 6の両方を出そうと考えています。

これら、
・もともとのhdfファイル (タイル毎)
・単純にグローバルでつなぎ合わせたもの
・QA/QCをかけて、穴埋めなどをしたもの
の3種類のデータになるかと思います。(今作業中・・・)

MODISデータは、非常に良いデータです。
しかもデータポリシーも非常にやりやすいです。
公開をしたのちには、是非、みなさま使って下さい!

以下の図は、試しに、研究室のバイト学生さんたちが作ってくれた画像です。
H君、どうもありがとう!


2017年12月17日日曜日

千葉市科学館講座(2018/01/20AM)

千葉市科学館において、市井が講師として、科学教室を開催します。
1月20日(土)10:30-12:00
「人工衛星から見えるグローバルスケールでの植生の変化」
事前申込が必要でして、詳細は、以下をご覧ください。
お近くの方、お時間ございましたら、是非、お越しいただけたらと思います。
=====
大人が楽しむ科学教室「人工衛星から見えるグローバルスケールでの植生の変化」
[実施日] 2018年1月20日(土)
[時 間] 10:30-12:00
[場 所] 8階 科学実験室B
[対 象] 高校生~大人
[定 員] 40名
[講 師] 市井 和仁(千葉大学大学院教授)
[内 容] 千葉の空シリーズ(1)
      大人が楽しむ科学の講座です
[申込] 電話受付 043-308-0519(9時~19時)
=====
Webが上手くみれるか分かりませんが、とりあえず、以下リンク:
http://www.kagakukanq.com/event/?d=20180120#main

2017年12月14日木曜日

リモセン学会(北海道)とソウル大学共同研究

市井です。

しばらく更新が途絶えておりました。その間には、リモセン学会(北海道・酪農学園大学)に出かけたり、韓国・ソウル大学に出かけたり、その他諸々、お仕事をこなしてまいりました。

リモセン学会では、私が発起人となり、「陸域生態系のリモートセンシング研究」という特別セッションを開催してきました。セッション発表者の皆さま、本当にありがとうございました。私自身は、もちろん発表をしてきました。機械学習を利用した広域CO2吸収排出量の推定の話です。出張の時期(11月20日頃)は、雪もつもっており、寒い寒い、と言いながらも、久しぶりのリモセン学会(多分7年ぶり)を満喫してきました。久しぶりに昔の仲間にも会えたりと充実した出張になりました。

リモセン学会の会場となった酪農学園大学
(よく見ると、トラクター優先と標識に・・)

ソウル大学には、3泊4日で訪問をしました。目的は、私がこれまで構築してきた機械学習によるCO2吸収排出量の推定手法の伝授!私の方で、MODISデータのダウンロードやコンポジットから始まって、地上観測データ(フラックス)や衛星観測データを利用して、韓国・北朝鮮域について、陸域植生によるCO2吸収排出量を推定するところまでをセットアップし、その手法を伝授してきました。3日間、コード書き、コード書き、の連続でしたが、受入先の研究員の方、技術員の方、一緒になって、何とか陸域植生のCO2吸収排出量を推定するところまでたどり着きました!本当にギリギリセーフ(帰国便にギリギリ間に合いました)、のタイミングですべての仕事を終えてきました。今後の共同研究の打ち合わせなどもでき、非常に充実した出張となりました。先方の研究室メンバーと写真を撮るのを忘れてしまいました・・・。

ソウル大学出張時の食事の風景。夜はみんなで配達(ペダル)
・・出前ですね!面白いです!

最後の昼食に食べたプルコギセット!

2017年11月23日木曜日

2018年度 博士後期課程・研究生の募集

千葉大CEReS 市井研究室では、一緒に研究活動をしてみたい学生・研究生を募集しています。2018年4月度入学については、
・博士後期課程
・研究生
の募集です。残念ながら博士前期(修士)の募集はありません。

市井研究室では、気候変動や人為活動による陸面(主に植生)への影響を衛星データや数値モデル、現地観測データなどを用いて統合的に把握することを目指します。キーワードとしては、
・気候変動(地球温暖化)
・陸域生物圏
・物質循環
・リモートセンシング
・数値モデル
・機械学習
・FLUXNET (AsiaFlux, JapanFlux)
・モデルーデータ融合
など、幅広く扱っております。リモートセンシング分野に限らず、広い分野からの志望をお待ちしています。

入試の日程などの詳細は以下:
http://www.se.chiba-u.jp/admission/schedule/engineering.html

受験されたい方、志望するか迷っている方、是非、連絡を頂けたらと思います。


2017年11月10日金曜日

AOGS 2018 in Hawaii

AOGS (アジア・オセアニア地球科学連合)2018年大会において、本研究室所属の近藤特任助教が主催をするセッションが開催されます。Abstractの受付が開始されましたので、是非、多くの方々の参加を頂けたらと思います。締切は2018年1月19日です!

BG04: Current Status of Terrestrial Carbon Budget and Process Understandings

http://www.asiaoceania.org/aogs2018/public.asp?page=home.htm



2017年11月8日水曜日

JapanFlux10周年記念集会

2018年2月20日(火), 21日(水)、JapanFlux 10周年を記念して、つくばの環境研において研究集会を開きます。是非、多くの方々の参加をお待ちしています!
市井は参加者、兼、運営側として実のある集会になるように盛り上げていきたいと思っております。特に、若い方々の参加、お待ちしています!

詳しくは:
http://www.japanflux.org/?page_id=33


2017年11月1日水曜日

日本リモートセンシング学会(11/21-22 酪農学園大学)

11/21-22日に北海道・酪農学園大学において開催される「日本リモートセンシング学会平成29年度秋季学術講演会」において、私が主催をする特別セッションが開催されます。JapanFluxの関係者をはじめ、陸域生態系研究に関する最新の動向に関しての様々な発表が行われますので、是非、ご参加下さい。

学会Webサイト:
http://www.rssj.or.jp/conference63rd_autumn/

ーーーー
特別セッション「陸域生態系研究におけるリモートセンシングの役割」
11月21日(火) 10:15-12:15 A会場
S-7 冷温帯落葉広葉樹林における太陽光誘起クロロフィル蛍光の鉛直方向別観測とモデル化
○加藤知道・酒井佑槙・辻本克斗・小林秀樹・奈佐原顕郎・秋津朋子・村岡裕由
S-8 ハイパースペクトル画像を利用した森林のGPP推定
○吉川慶・高木健太郎・矢崎友嗣・平野高司・井手玲子・小熊宏之・廣瀬保雄
S-9 ALOS-2/PALSAR-2時系列データを利用した森林バイオマス地図の作成
○林真智・本岡毅・澤田義人
S-10 航空機LiDAR反復測量による10年間の森林バイオマス変化の評価
○高木健太郎・平山宏次郎・三枝信子・岡田啓嗣・鮫島良次・小熊宏之
S-11 北東シベリア低地におけるメタン動態: 2017年初夏の氾濫が河川水溶存メタンへ及ぼす短期的影響について
○両角友喜・新宮原諒・鄭峻介・樊荣・小林秀樹・マキシモフトロフィム・杉本敦子
S-12 生態系サービスと生物多様性の広域評価に資するリモートセンシング観測の有用性・問題点・展望
○永井信・村岡裕由・斎藤琢・奈佐原顕郎
S-13 AsiaFluxデータと衛星データによる広域陸域物質循環の推定
○市井和仁・植山雅仁・柳裕二・小林秀樹
S-14 地球システムモデルによる温暖化予測研究と陸域リモートセンシング
○羽島知洋・立入郁・阿部学・市井和仁・野口真希

2017年10月25日水曜日

日本気象学会2017年度秋季大会

日本気象学会2017年度秋季大会(開催地:北海道大学)において、本研究室より近藤特任助教が2件の発表を行います。お近くの方、気象学会などに参加の方は是非!

10月30日(月)18:00-20:00 北海道大学 学術交流会館 第1会議室(C会場)
近藤雅征 (2017) 近年の地球温暖化現象に対する陸域生態系の役割, 日本気象学会2017年度秋季大会 統合的陸域研究会.

10月31日(火)午前 B会場
近藤雅征、髙木宏志、市井和仁、佐伯田鶴 (2017) エルニーニョ南方振動に対応した近年の陸域CO2吸収・排出傾向:地上・衛星観測に 基づいた異なるプロダクトの相互比較, 日本気象学会2017年度秋季大会.

気象学会Web:
http://www.metsoc.jp/topics/meetings/msjvisitors2


2017年10月15日日曜日

後期の授業開始!

10月より後期の授業、開始しました。私の担当は、
・観測データ解析(大学院) (分担)
・地球観測社会システム(大学院)  (分担)
となります。

前者については、リモートセンシング分野におけるデータ解析プログラミング実習として、Pythonを用いたデータ解析について、実習を行うことになります。前々任地の福島大学においては、octaveというMATLAB類似のソフトウェアを使った実習書を準備して授業をしてきましたが、これをすべてPythonに置き換えつつ、Pythonの基本プログラミングもあわせてやってしまおうとしています。Pythonの教科書は書店に行けば山ほどありますが、こういった環境(気象)データセットに特化したものはなさそうです(あれば教えてください)。ですので、貴重な実習になるのでは、と思っています。

前々任地での授業資料:
https://www.dropbox.com/s/gu9aeaj8iq3f0ts/Octave_Lecture_2013.pdf?dl=0

後者については、近年、科学技術が社会にどのように還元されるのか、というのが重要視されています。また様々な環境・気候などの科学者が様々な地球環境に関する政策などにも貢献しています。その中で、いくつかの国際的な地球環境に関する枠組みを勉強できればよいかと思って、本授業を実施します。具体的には、IPCCやIPBESの取り組み、SDGs、あとは、FutureEarthなどの国際プロジェクトについて、現状を把握することを目的に進めていきたいと思います。

千葉大学に来て、初年度の授業ですので、最初はバタバタしてしまいそうではありますが、少しずつ授業のコンテンツを充実させていけたらと思っています。

2017年10月10日火曜日

FLUXNETインタビュー記事

FLUXNET(渦相関法観測ネットワークに関する国際研究グループ)の今月のインタビュー記事に掲載されました~~。

http://fluxnet.fluxdata.org/2017/10/10/people-kazuhito-ichii-chiba-university/

2017年9月23日土曜日

IPBES 2nd Author Meeting, Capetown

2017/9/18-22の日程で、南アフリカ・ケープタウンにおいて、IPBES Global Assessmentの執筆者会合が開催され、市井が参加してきました。今回は、5月に完成させた1次ドラフトのコメントを受け、2次ドラフトに向けて、どのようにしてよい評価報告書を作成していこうか、、という会議になりました。

IPBESについて、補足をしますと、IPBESは、「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム」と訳されており、IPCCの生物多様性版とも言われている組織です。

詳しくは:
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/activity/policy/ipbes/index.html

私自身は、生物多様性の分野は、直接の研究分野ではありませんが、生物多様性やその自然への影響を考える上では、生態系機能(CO2吸ったり、温度を下げたり、その他諸々)が重要な要素になりまして、そこを専門としていることから、執筆者として参加をしています。

5日間の会議ですが、朝から夕方までをほぼすべて打ち合わせをすることで、一気に進んだ気がします。あとは、これでまとまったことを、2次ドラフトに向けて、どんどんまとめていくことになります。

いくつか参加者のTwitterなどに写真を見つけてしまいました。

IPBES Twitter

打ち合わせ風景1

打ち合わせ風景2

https://twitter.com/IPBES/status/911243919782006784

2017年9月5日火曜日

第10回二酸化炭素国際会議(スイス)

2017年8月21日~25日まで、スイスのインターラーケンというところで、第10回二酸化炭素国際会議(International Carbon Dioxide Conference)が開催され、当研究室より、市井・近藤の2名で出席(発表)してきました。

今回は、近藤さんは、口頭発表の座をゲット!東南アジアのCO2収支に関する研究成果を発表してきました。会議に加えて、その他の研究打ち合わせなどもたくさんこなし、充実した滞在になりました。

この会議は、4年に一回の開催でもあることから、CO2のオリンピックとも影では言われる非常に重要な会議です。この会議において、口頭発表の競争率は非常に激しいなか、近藤特任助教は口頭発表の機会を受けることができました。素晴らしいです!!

口頭発表の会場の一つです。格式高そうな会場でした。

近藤特任助教の発表風景。多くの質問が来て、聴衆の関心の高さを感じました。

会場付近の風景。遠くには氷河が見え、近くではパラグライダーが飛んでいます。

2017年8月18日金曜日

AsiaFlux Workshop 2017 (北京)

北京で開催される AsiaFlux Workshop 2017において、本研究室より、以下の発表が行われました。



Kondo M., K. Ichii, T.M. Saitoh, N. Saigusa (2017) Toward integrated understanding of spatial variability in Asian carbon fluxes using AsiaFlux network and AsiaMIP datasets. AsiaFlux Workshop 2017, Beijing, China (Oral). (Aug 17, 2017)

Workshop URL:
 

CEReSニュースレター6月号記事

私たちの所属するセンターのニュースレター6月号に、私(市井)が書いた記事として、

・FLUXNET Conference 2017の参加報告

が掲載されました。また、FLUXNETのようなサイト観測研究が、どのようにリモートセンシングと深くかかわっているか、などについても、簡単に記載しております。是非、ご覧ください。

http://www.cr.chiba-u.jp/Documents/newsletter/CEReSNews1706.pdf

夏の休暇(盆休み)も明け、再び全力投球の時期にやってきました。今月・来月にかけては、海外出張が計2回、プロポーザルの作成、そして論文執筆など、イベントが目白押しです。

2017年8月14日月曜日

AOGS (アジア・オセアニア地球科学連合) 発表とセッション開催

アジア・オセアニア地球科学連合(8/7-11@シンガポール)において、当研究室より、近藤がセッションの開催と1件の口頭発表、市井が2件の口頭発表を行いました。

開催セッション: 
Current Status of Greenhouse Gases Emissions in Asian and World Terrestrial Ecosystems
(BG-01-02) (近藤が開催) (2017年8月10日)

研究発表:

Kondo M., P.K. Patra, S. Sitch, K. Ichii, T. Saeki (2017) Current Status Of Global And Regional Carbon Budgets: A Synthesis Analysis Of Multiple Estimations Including Top-down And Bottom-up Approaches, AOGS 14th Annual Meeting, Singapore, (BG01-02-A003).

Ichii K., M. Jung, G. Tramontana, G. Camps-Valls, C. Schwalm, M. Kondo, D. Papale, M. Reichstein, U. Weber, Y. Yanagi (2017) FLUXCOM Remote Sensing Data Based CO2 Flux Products: Overview And Synthesis, AOGS 14th Annual Meeting, Singapore (BG01-02-A005).

Ichii K., S. Kano, Y. Yoshida, K. Nishimura, N. Furuhashi, P.K. Patra (2017) Satellite-based Monitoring Of Biomass Burning Across Tropical Southeast Asia In 2015 El Nino Year, AOGS 14th Annual Meeting, Singapore (BG06-07-A007)

 

2017年7月29日土曜日

IGARSS, Fort Worth, TX, USA

今週は、火曜日より、2017 IEEE International Geoscience and Remote Sensing Symposium (IGARSS)というリモートセンシング分野の国際学会にきております。IGARSSは、リモートセンシング関係の国際学会では最も著名な会議の代表格に挙げることができるかと思います。

テキサス・フォートワースは、私自身初めての訪問です。きれいな 新しい街、という感じでしょうか。テキサスの夏の日差し(空がきれいです)を浴びながら、過ごしています。

発表は、本日(金曜日)に無事に終わりました。今回は、GCOM-Cという日本が開発をしている衛星プロジェクトに関して、私たちが関わっているプロダクト(LAI, GPP)の紹介が主な内容でした。千葉大からもリモートセンシング関連のグループから、5研究室くらいが来ていたような気がします。日本の大学でそこまで多くのグループがある組織は千葉大くらいではないでしょうか?

私の発表は、以下になります。

Ichii K., W. Yang, H. Kobayashi, H. Takayama, T. Hajima, M. Abe, and K. Tachiiri (2017)
Development and application of GCOM-C LAI and GPP/NPP research products.
IGARSS 2017 (IEEE International Geoscience and Remote Sensing Symposium), Fort Worth, TX, US.
Friday, July 28, 11:40 - 12:00
Paper ID: FR2.L8.4, Session: GCOM Status II 


2017年7月16日日曜日

データ公開

私の研究室では、これから少し時間をかけまして、いくつかの手持ちのデータをデータポリシーに沿った範囲で公開していきたいと考えています。必要なものがあれば是非ご利用頂ければと思います。FTPサーバも同僚の教員であるHさんに準備して頂きました(ありがとうございます!)。

データ公開の予定をしているデータセットとプロダクトとしましては、

(1) データ駆動型モデルによるGPP, NEEなどのCO2フラックス、熱水フラックス

アジア版: Ichii et al. (2017) J. Geophys. Res.
全球版: Kondo et al. (2015) J. Geophys Res.
すべてサポートベクタ回帰による結果。こちらはデータポリシーなどによる公開の制限はないです。

(2) 様々なTerra, Aqua MODIS陸域プロダクト

かなりのものを持っていると思います。こちらこれまでの研究で使ってきた8-day (もしくは16-day)、globalのデータ(QA処理済)をいくつかの解像度(0.25degとか0.0833degとか)で公開できればと思います。データポリシーの範囲内で公開できればと思っています。

私としましては、私たちの構築したデータセットなどを用いて研究して頂ければありがたく考えておりまして、また、(2)のような比較的単純ながらもかなり時間のかかるような処理をしたデータを皆様に使っていただくことにより研究の効率が上がればうれしく思います。

こちらに関して質問があれば、市井 (ichii (@) chiba-u.jp)までお寄せください。
質問・要望など、お待ちしております。

2017年7月14日金曜日

CEReS Gaia

昨日は、本研究センターの名誉教授でいらっしゃる建石先生より、CEReSが持っている衛星データ表示・解析システムであるCEReS Gaiaについて説明を頂きました。私自身、衛星データの解析結果やその他モデル結果などをユーザが簡単に表示できるシステムがあるといいなぁ、と思っていたところでしたので、大変ありがたくお話をいただきました。

説明を聞いた限りでは、比較的簡単にデータをシステムにいれたりできそうでして、いろいろと使えそうな気がしました。残念ながら、8月中旬くらいまでは、システムの一部故障につき、データを入れたりができないようです。修理が完了したら、独自のデータをどんどん入れてみたいと思います。特に成果の公開については、どんどん進めていきたいと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

市井

2017年7月11日火曜日

統合的気候モデル高度化研究プログラムキックオフ会合

昨日(7月10日)は、東京にて表題の会合に参加し、私たちの研究計画を発表してきました。このプロジェクトは今年度より始まり5年間続きます。我々のグループでは、衛星観測データを使って地球システムモデルの出力を評価し、改善点などを指摘することになります。もしくは、衛星観測データやモデルの結果などさまざまなデータを駆使して、現在の地球環境がどのように変化しているか、将来どのように変化するか、などを解析することになります。発表のタイトルのスライドだけ下に付けました。

5年後にどこまで研究が進み、どの程度衛星観測のコミュニティーとモデルのコミュニティーの間で興味深い共同研究が進むかなど、 楽しみなプロジェクトですので、研究室としてもがんばって取り組みたい課題だと考えています。

会合後には懇親会にも参加してきました。昨年度末まで在籍していたJAMSTECのメンバーも多くいらっしゃり、楽しい時間を過ごしました。

今後とも応援をお願いします。(市井)

2017年7月8日土曜日

Future Earthに向けてのCEReS学生との会合

市井です。

昨日は、CEReSにおいて、Future Earthという国際科学プロジェクトに関する学生との意見交換会に参加しました。そして、私自身も、「Future Earthのためのグローバルモデル・衛星データ」の紹介、ということで発表(レクチャー)を行いました。こちらの会では、センター学生全員を対象にするために、英語でレクチャーを行います。日本語もときどき混ぜながら。

Future Earthとは、「持続可能な社会を作る」ことを目指した新しい試みの国際研究プログラムです。地球規模の環境問題を解決し、持続可能な社会を作るためには、自然科学と社会科学が一緒になって、さらに、政策関係者などの社会パートナーと組んで環境問題の解決に取り組んでいこう、という試みです。これを千葉大学の環境リモートセンシング研究センターでは強く進めて行こうとしています。そのための学生向けの啓蒙活動です。

今回は、主にモデルの話を中心に行いました。こちらはリモートセンシングが専門の研究センターですので、モデルについてはどの程度知識があるのかなぁ、とかなり基礎から初めてみたつもりです。陸域生態系モデリングは難しそうでありながら、実は使ってみると、そんなに難しくはない、というものかなぁ、と私は思っていますので、興味があれば是非使ってみてください、というような感じで話を終えました。もちろん、Future Earthにつなげるにはどうしたらよいか、という、私にもまだ回答が出ていないような疑問を提示しながらも、私自身もよい勉強、よい経験になりました。

面白いのは、昨日は、教員は黙ってて!というポリシーで進めたため、学生さんからの意見や質問を受けることができ、有意義に思いました。

これからもこの勉強会には参加しつづけたいと思っていますので、興味のある学生の皆さん、是非、継続して参加してください。




2017年6月29日木曜日

千葉大より

市井です。


2017年3月に前職の海洋研究開発機構(JAMSTEC)退職し、4月より千葉大学・環境リモートセンシング研究センターに移りました。こちらでは、主に研究面でセンターを盛り上げることができればと意気込んでおります。

千葉大学に着任して早くも3か月が経ちました。以前のファイルを見たところ、福島大学時代のブログがありまして、福島大学時の足跡を残したままで、続く形で、千葉大学より発信をしたいと思います。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

千葉大学はJR総武線西千葉駅から徒歩すぐのところにあり、交通も便利です!

今後ともよろしくお願いいたします。

 千葉大学の南門。JR西千葉駅からすぐそばです。

 
市井研究室(私の居室)です。通常はこちらの部屋で仕事をしています。