2010年4月18日日曜日

日本のモデル比較論文

今日は、日本のモデル比較に関する論文の査読結果が戻ってきた。Biogeosciencesという雑誌は、、一体何度査読を受ければいいの・・・、という疑問は抜きにして、今回はEditorからのコメントが戻ってきた。

Editorの方が、非常に、真面目に論文を読んで下さり、コメントが山のようにやってきた。結構、やっつけ仕事的に論文を書いてしまった面もあるため、Editorのコメントが心に痛い・・。確かにそうだな・・・、と思いながら、今は、コメントへの対応を考えているところです。

いやはや、やはり、締め切りに向けて焦って書く論文って、やはりどこかに抜けがあったりするようだ。やはり論文というのは、じっくり腰を落ち着けて書くべきだなあ、と、改めて思いました。でも、その反面、締め切りがあると、強いモチベーションにもなったりするんですよね。

2010年4月8日木曜日

土壌呼吸のメタ解析

興味深い論文があり、少し腰を落ち着けて読んでみました。
Bond-Lamberty and Thomson
Temperature-associated increases in the global soil respiration record.
Nature 464, 579-582, 2010. (3月25日号)

土壌呼吸のメタ解析を行ってます。過去の論文の値を徹底的に
調べて、土壌呼吸と気候などの関係、時系列変化などを見てます。あと、
統計的なモデルを構築した上で、Upscaling的に、Globalな値を見積もってます。

Abstractに記述してあることが、おおよその内容だと思っていだたいて
いいかと思いました。本文では、それらを統計的にデータを料理して、
できるだけ慎重に議論を進めて、結論を導きだしている感じです。

あと、興味深いのは、解析に使用したデータ、プログラム(R)まですべて
公開している点です。土壌呼吸のデータベース(著者が作成)がそのまま
公開されてます。

結果として、グローバルな土壌呼吸は、98+/-12PgC/年という値が
出てます。よく使われるGPP=120PgC/yr程度を使うと、地上バイオマス
の呼吸は約20PgC/yrと、私が想像していた値とは少し違う結果
(土壌呼吸がかなり大きい?)になってました。

なんだか、いろいろと応用がききそうな研究でした。

2010年4月5日月曜日

論文修正 集中週間でした

先週から今週にかけて、論文Revisionに集中していました。まず、私のJapanMIP論文は、無理矢理片づけて終了!次に、共著者の論文Revisionのチェック、そして、研究室学生の論文Revisionのまとめ作業です。やっと、これら作業がすべて一区切りという感じです。

気付くとあっという間に新学期(金曜日から授業)!早いものですねぇ・・・。授業の準備もそろそろ始めないといけませんね・・・。