2013年12月1日日曜日

AGUの準備です

来週のアメリカ地球物理学会の発表の準備のために、大忙しとなっています。

今回のネタは、アジア域における陸域生態系モデルの相互比較、ということで、今は、先日出版された論文(Remote Sensing@AVHRR特集号、J. For Res@CarboEastAsia特集号)の結果から、少しでも前に進めようと、必死に努力をしているところです。

最近は、私の中では、パラメータの最適化に関するコードを組むのに時間を割いておりまして、ここ2日間は、サポートベクタ回帰モデルのモデルパラメータの最適化の組み込みをしていました。これまでは、少し、人の手作業の手間が入っていました。本日、やっと動き出し、ほっと一息です。

最近のプログラミング言語の発展はすばらしく、関数を、ピピッ、と組み込み、あとは動作確認のための試行錯誤を何度か繰り返すだけで、おおよその形はできました。以前、共同研究者から頂いたソースコードが、ものの見事に短く、かつ、シンプルにできました。^^

私自身は、ざっくりととしたプログラムを組む際には、最近は、MATLABを多用するようになりました。ソフトウェアの購入・維持は、それなりに高額ではあるのですが、その後の効率を考えると、まあ、元はとれてるかな、、、と。

あとは、入力データ・検証データを作って、モデルをチューン・テストするだけです。といっても、これからが大変(データの変換・チェック・そしてパフォーマンスのチェック)なのですが・・・。

さて、休憩はおしまい。次の作業を進めよう!!


2013年11月27日水曜日

お客さん

気象学会の翌日より、共同研究者のU氏が研究室に滞在し、AGUに向けての研究を一気に進めました。モデルパラメータの最適化ルーチンを皆で一気に作り上げる、というものでしたが、いろいろと困難な点を乗り越えて、本日やっと動作するようになりました。

研究室も、ゲストが1名増えたことより、静かだったのが、突然活性化した感じです。その上、大学院時代の後輩が1名福島に長期出張になった、とのことで、研究室がにぎやかになりました。

やはり、ゲストの方が来ると、新しい風が吹き、楽しいですね・・・。^^
また、皆さまのご訪問を楽しみにしています。

2013年11月22日金曜日

気象学会が終わりました

仙台での気象学会も終わり、通常の日々に戻りました。

福島では段々と寒さも増してきまして、今日の帰宅時は5℃という気温でした・・。現在は、大阪より共同研究者の方が滞在をしており、にぎやかな研究室となっています。現在は、12月に開催されるアメリカ地球物理学会の発表に向けて、いよいよ気合が入ってきていまして、やらねば、、ということで、一気に作業が進みつつあります。今週は共同研究者と週末を通して仕事の予定。がんばりたいと思います。

2013年11月10日日曜日

ひさびさの更新ですが・・・

先回の書き込みからしばらくたってしまいましたが、その間、いろいろなことがありました。

まずは、10月30日に4年生の学生の卒業研究中間発表がありました。この日のためにいろいろと準備をしてきましたが、その成果を出せたかな、、と思います。最終発表に向けて、これからも気合を入れてがんばりましょう。

次に、研究室OB/OGの結婚式に招待して頂き、参列してきました。両名ともに研究室で非常にがんばってくれた学生でもありましたし、おめでたい席でもありますので、こちらも暖かい気持ちになれました。末永く、お幸せに!そして、時間があれば、研究室にも遊びに来て下さい~~。また、その場でお会いした卒業生の皆さま、何だか同窓会のような感じで、昔を思い出していました。

さらに、昨年度の卒業生の研究室訪問(A君)がありました。といっても、私は、不在でしたので、、残念ながらお会いできませんでしたが、おみやげどうもありがとう!がんばっているようで安心です。そうですね、、卒業生の訪問は、いつでも、本当にうれしいですね~。

今年の科研費などの申請シーズンも何とか無事に終わりました。研究提案が無事に採択されるといいなあ、、、と心から願っております・・・。

あとは、私自身も、中間発表が終わってから、数日の間、休暇を頂きまして、心身ともにリフレッシュをしてきました。その間に、サーバーが障害を起こしたりして、いろいろと大変なこともありましたが、本日より、無事に、計算機も平常運用モードに戻りました。大きな問題ではなくて助かりました。

というのもつかの間、もうすぐ、気象学会、AGUですね。特にAGUではオーラルに割り当てられているので、ビシッと成果発表を決めてきたいと思っています。現在進行中のアジアのモデル比較研究に関しての発表を行うことになっています。これから気合を入れて頑張らないといけません。


2013年10月13日日曜日

データ作りの毎日です・・・

10月より新学期が始まりまして、授業がいろいろと始まったのと、4年生が卒論中間発表を迎えたりと、研究室があわただしくなっています。

今期の授業は、

「環境の科学」: 共通教育の環境の授業として、生態学に関する導入コースのような感じで教えています。全学向けなので、あまり専門になりすぎず、それぞれの受講生にとって、役立つように、、、と頑張っています。今のところは好評のようです。(一安心)

「環境システム概論(3回のみ)」: 現代教養コースという夜間向けの授業の分担です。「システム」「システム思考」とは何か、から始まって、地球温暖化システムという観点で地球をとらえ、そして、最近でたIPCC報告書についての紹介、という感じですね。

「衛星データ解析」: という名を借りた、正直なところ、プログラミング(C言語、Linux)の授業です。最近は、受講生も段々と減少しておりまして、今年度は、受講者が2名になりそうです。内容としては、多少重いのは承知していますが、、、やりごたえのある内容かと思っているのですが、、、この受講生の減少の理由はなんでしょうかね・・・。

「環境モデリング特論2」: 大学院講義において、とある英語の環境に関連したモデルの教科書に沿って、実習を含めて、授業で行っています。この教科書の演習問題が、すべてawkとgnuplotでスクリプトが組まれており、マニア向けなところが嫌いじゃないです。

という感じです。

最近は、いろいろとこれまでに構築してきたデータにバグが見つかったりして、大急ぎで修正をかけているところです。MODISデータに加えて、気候データに関しても。多くのデータで修正が必要になってきたために、データ構築屋さんのようになってます。まあ、でも、基盤データは研究の基本になりますので、、、きちんとしたものを作らないといけないですね・・・。

7月に行われた、環境省推進費の中間評価ヒアリングの結果が返ってきました。10月末に公開されるとのことですので、まだ書けませんが、、とりあえずは、ほっとしているところです。

これからもがんばりますので、応援よろしくお願いします。



2013年9月20日金曜日

Max Planck 研究所 滞在

今週は、ドイツのMax Planck研究所(Jena)に滞在し、現地の研究グループのメンバーと一緒にFLUXCOMプロジェクトを推し進めているところです。Max Planckはこの分野での世界でトップを走る研究所、というだけあって、研究所の中に活気があふれています。

今回の滞在中に、私たちのグループの手法を適用したり、私自身が提供したデータのバグ取りをしたり、とかなり進めることができたと思います。

研究所の皆さんにも、非常によくしてもらっており、ビールを飲みにつれて行ってもらったり、コーヒー豆をもらったり、、といろいろと感謝です。本日は、夕方から、研究所のサッカー大会に混ぜてもらう予定になっていたりして・・。こちらの滞在は本日までで、明日の飛行機で日本に戻ります。いろいろとやる気をもらった1週間の滞在でした。^^

2013年9月3日火曜日

アラスカ大学訪問

9月になってしまいました。8月30日~9月11日までの日程でアラスカ大学フェアバンクス校に滞在しています(科研費分担プロジェクトの関係で)。

初めてのアラスカ、様々な自然を見ることをとても楽しみにしていたのですが、想像以上の自然の雄大さに圧倒されています。これまでモデル上でしか扱ったことのない、アラスカの針葉樹林・ツンドラ、そして、いままであまり重要性を認識できなかったコケ類など。特に、絨毯のように敷き詰められたコケ、永久凍土の有無による森林の成長具合の違いなどには感銘を受けました。

明日からは、こちらで開催される打ち合わせ・ワークショップへの出席、研究発表など。まだまだ準備中、というなかで、、、ワークショップを楽しみにしています。